絵を描く際意識していること(模写編)
今回は僕が絵を描く際に、意識していることについて書いていきます。
独学で描いてきての視点ですので、1人の考えとして読んでいただけると幸いです。
1.見たものを見た通り描く
個人的に一番大切だと考えていることです。
僕の考えについて書く前に、武井壮さんのスポーツ理論を
まず真っ先に習得すべきなのは、頭の中で考えたイメージを、そのまま体現できるようになること
武井 壮
名前からリンク先に飛べるようになっています。
「どこが絵に関係あるの?」と思われた方もいると思います。
少し話が変わりますが、絵を描いたことのある方であれば、「写真を見て描いたのに全然違う...。」と言う経験のある方もいるのではないでしょうか。
このことについて少し言い方を変えると、『見た通りになるように、手を動かしているつもりなのに完成すると全然違う』と言い換えられると思います。
ここからは、『見た通り=写真or頭の中の書き方のイメージ』と言う意味で記載します。
なぜ見た通りに描けないのかの理由として
- イメージが間違っている
- イメージ通りに手が動いていない
- 写真だけ見て、手の動かし方、色の入れる順番などをイメージできていない
というのが大きな理由であると考えています。
それを改善するためには、武井さんの理論が絵にも必要なのではないかということです。
では見たものを見た通りにする練習をするのかについてですが、
僕が実際に実践した方法は
- 描いている人の動画で、手がどのように動いているのかを見る(10秒分ぐらい)
- 動画を停止し、全く同じように頭で思い出しながら描く(できるのであれば自分の動画を撮る)
- 再度巻き戻し1の動画を見る
- (自分で撮った場合)自分の手の動きを見て1と見比べる
これを繰り返すことで、想像した通りに手が動くようになっていきます。
毎日少しやるだけでも変わってきますので、よければ参考にしてみてください。
2.経験を活かす
ここでいう経験とは、過去に作った作品から得た技術や知識だけではありません。
骨格の知識、動物と触れた経験、自身の持つ性格、興味関心などの生きてきた中で得た、知ったものすべてを指します。
僕の場合興味関心などは模写より創作で活かす機会が多いですが、骨格や肌質、毛並みなどは模写を行う上でとても役に立っています。
骨格を知っていれば、本来骨があるところを凹んで描いてしまう心配もありません。
また毛並みを知っていれば、ここは硬い毛だから周りと差をつけるなどの対応ができます。
模写なので何かを見て描くとは思いますが、『見たもの+経験』を活かすと自分らしい作品に仕上がると思います!
3.足りない部分は質問しまくる
今はSNSが普及したことで、絵を描く人と気軽に繋がれたり、知りたい情報が手に入れたりしやすい環境が整っています。
しかしあなた自身が一番知りたいピンポイントの内容は、なかなかないかもしれません。
例えば、「ライオンのタテガミをモフッとさせたいけどできない。」などです。
投稿の多くは、画像のみや今やっていることが大半で、具体的な技術を持っていても、発信していない可能性が高いです。
そのため始めは勇気がいるかもしれませんが、ライオンを投稿している人に聞いてみるなどし、自分から教えてもらうといいと思います。
もちろん一人に聞くのもいいですが、複数人に聞きいい部分を吸収した方が理想に近づきやすいのではないかと感じます。
※中には専門的な技術で教えたくないと言う方もいます。
その場合、何度も聞くのは失礼なので、すぐお礼を言い去りましょう。
終わりに
以上の3点が特に模写を描く際意識していることです。
始めにも書きましたが、あくまで個人の意見ですので、参考になると思うものがあれば参考にしてみてください!
↓僕の模写の作品はこちらからご覧になれます。
https://harutoiro7761.com/portfolio-2/iroennpituga/